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一七九七年十二月十三日、フルトンはフランス政府に対して歴史的な申し出をした。彼の「ノーチラス社」が潜水艦隊の建造と操作を請け負うというのである。この潜水艦隊は英国海軍を壊滅させ、それによって海上での完璧な自由を確立できるとフルトンは主張した。彼が示した条件の概略によれば、ノーチラス号がイギリス軍艦を一隻撃沈するごとに、会社は相当額を受け取り、イギリスの船や積み荷を捕獲した場合には「ノーチラス社」の財産となる。フルトンは、彼の発明品の「恐ろしさ」がフランスのイギリス侵略計画を容易にすると言って、フランス革命政府にこの申し出を即時受けるようにと急かした。
『最終兵器の夢』(岩波書店)、H.ブルース・フランクリン、上岡伸雄訳、p17。